※このページは「広告 Vol.413 特集:価値」のアーカイブです。最新号についてはこちらをご覧ください。

1円ショップ

当店では、すべての商品が1円(税込)です。目玉商品は、雑誌『広告』のリニューアル創刊号。特集は「価値」です。そのほかにも、身の回りにある様々な1円分の商品をご用意しています。当店の商品が、「価値」について思いを巡らすきっかけとなれば幸いです。

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広告 Vol.413 特集:価値

雑誌『広告』は、「いいものをつくる、とは何か?」を全体テーマに据え、この問いを思索する「視点のカタログ」として生まれ変わりました。リニューアル創刊号の特集は「価値」。価格は1円(税込)です。ものの価値の感じ方は、しばしば価格によって左右されます。価値によって価格が決まることはあっても、その逆はないはずなのに。この雑誌と1円を交換する体験は、「ものの価値」について考える入り口です。全680ページの分厚い誌面では、ものが溢れるこの時代に、本当に価値あるものとは何なのか、これから価値あるものをどう生み出していけばいいのか。「価値」についての様々な視点を投げかけています。

[寸法]幅12.6 × 高さ20.8 × 厚さ2.5cm

[ページ数]680ページ

PRINTED IN JAPAN

価格1円(税込)
あきたこまち ひと口分

この「あきたこまち」は2kgで980円。1円あたり約2gで、炊くと大体ひと口分のご飯になります。お米は主食としてだけでなく、江戸時代は給料として武士に支給されるなど、古くはお金と同等の価値を持っていました。日本銀行金融研究所貨幣博物館によれば、江戸中期(18世紀)のお米の平均価格は一石(約150kg)=小判一両だったそうです。しかし、現代と違い当時の米相場は様々な要因で変動しました。杉田玄白が記した『後見草』には、「天明の大飢饉」が起こった天明七(1787)年に「小判一両で米一斗」まで高騰したと記されています。一石=十斗なので、実に10倍。もし、現代のご飯ひと口が10円になったら……。そう考えると、これからはお米ひと粒ひと粒を噛み締めて味わいたいですよね。

[名称]精米

[内容量]2g

[精米日]2019年6月12日

[原料玄米]単一原料米/産地:秋田県/品種:あきたこまち/産年:30年

[販売所]株式会社博報堂プロダクツ

MADE IN JAPAN

価格1円(税込)
わりばし 1食分

わりばしにもいろいろな種類がありますが、廉価な業務用の「元禄箸」なら1膳1円で買うことができます。ところで、日本でわりばしが使われ始めたのがいつだかご存じですか? 答えは江戸時代後期。現代同様に様々な飲食店で使用されていました。当時の風俗が記された『守貞謾稿』という本によれば、わりばしを製造していたのは「箸処」と呼ばれた職人たち。注目すべきは、彼らが構築していた1膳のわりばしで3度の利益を上げるシステム。まず、高級料亭に新品を販売します。その後、使用済みのわりばしを回収し、表面を削り丸いはしに仕立て直し、今度は蕎麦屋などに販売。そして、再度回収し漆を塗り、塗りばしにして、一膳飯屋(大衆料理屋)へ販売という流れ。1円で買えるこのわりばしも、アイデア次第で何倍もの価値を生み出すのかもしれません。

[内容量]1膳

[材質]アスペン

[寸法]長さ19.3cm

MADE IN CHINA

価格1円(税込)
つまようじ 1日分

この天然木製のつまようじは、1,000本入りで306円。毎食後に使うとすると1日分(3本)がほぼ1円になります。実は、国内でつまようじの消費量がもっとも多い地域は大阪府。たこ焼きの消費量と関係している……かどうかは定かではありませんが、生産量も大阪府が日本一。ちなみに、つまようじ1本の長さは一般的に6.5cm。毎日3本使うとして1年分を並べると、約70mになります。これは1970年に大阪で開催された日本万国博覧会のためにつくられた岡本太郎の「太陽の塔」の高さとほぼ同じです。

[内容量]3本

[材質]天然木(樺材)

[寸法]長さ6.5cm

MADE IN CHINA

価格1円(税込)
トイレットペーパー ひと拭き分

このダブルのトイレットペーパーの価格は12ロール入りで398円。1ロールあたり25mとして計算すると、1円分は約75cm。お尻ひと拭きするのにちょうどいい長さです。「もう少し短くていい」「これじゃ心もとない」など異論はあれど、“大”を済ませたあとにひと拭きで終わらせる人は少ないはず。大体3〜5拭きと想像すると、私たちはトイレ1回の尻始末に5円程度使っている計算になります。ちなみに自衛隊では1回あたり45cm(0.6円)として予算が組まれ、足りない分は自費購入しなくてはならなかったとか。これは昨年の国会で問題にされ、無事改善へと向かっているようです。

[寸法]幅11.5 × 長さ75cm(2枚重ね)

MADE IN JAPAN

価格1円(税込)
ティッシュペーパー 1組

このティッシュペーパーは、1箱180組入りで147円。1組が約1円(0.81円)です。経済産業省のデータでは、日本のティッシュ年間消費量は1人あたり17箱ほどで、世界でもトップクラスに多いのだとか。その理由は様々ありますが、花粉症が大きく関係していることは間違いないでしょう。日本経済新聞によると、今年2月にティッシュペーパーの下値が11円上がったそうで、これは花粉症の季節に備えて肌に優しい高級ティッシュが増加したことによるもの。ちなみに、高級ラインの平均価格は大体1組1.8〜2.3円ほど。1組1円という相場も、春先にはこの限りではなさそうです。

[内容量]2枚(1組)

[寸法]幅22.7 × 高さ20cm

MADE IN JAPAN

価格1円(税込)
伊豆の天然水 小さじ1杯

この「伊豆の天然水」は500mlで約100円、1円あたり約5mlなのでちょうど小さじ1杯と同じ量になります。ユニセフの報告によれば、安全な水を身近で手に入れられない人は世界で6億6,300万人にも登ります。たとえばエチオピアに住むある女性は、家族のために1日8時間も砂漠を歩いて、茶色く濁った川に水を汲みに行くそうです。ほかに水場はないのですから、わずか5mlだって砂漠を8時間歩かなければ手に入らない貴重な水。ペットボトルの水だけじゃなく、蛇口をひねればさらに安い水が出る日本にいると忘れてしまいがちですが、水は決して無駄にしてはいけない貴重な資源なんですよね。なお、本品は観賞用です。飲料用ではありませんので、あらかじめご了承ください。

[中身]水

[内容量]5ml

[材質]本体:塩化ビニル樹脂/蓋:PP

MADE IN JAPAN

価格1円(税込)
ペットボトルキャップ 40個

ペットボトルのキャップは、リサイクル業者にわたすと400個で10円になるそうです。つまり40個で1円。ただしこれは「エコキャップ活動」に賛同している一部のリサイクル業者においての話のよう。この活動は、“キャップをリサイクル業者に売った収益で世界の子どもたちにワクチンを送る”というもので、ボトルはリサイクルされるのになぜキャップは捨てられるばかりなのか、という思いから始まったとされています。実際、ボトルは1997年4月の容器包装リサイクル法施行以降リサイクルが進んだのに比べ、キャップはその多くがプラスチックゴミとして処分されてきました。しかし今年、大手飲料メーカーがキャップを植物由来原料100%の素材に変えると発表。環境への配慮がますます求められるいま、ペットボトルのキャップに新たな注目が集まっているのかもしれません。

[内容量]40個

[材質]PP

[寸法]直径3 × 高さ1.4cm

MADE IN JAPAN

価格1円(税込)
コピー用紙(A4) 1枚

オフィス用品として売られるこのA4コピー用紙は、100枚で100円。1枚が約1円です。読む気の失せる資料や企画書が印刷されたコピー用紙は、たとえ1枚1円でも無駄に感じるもの。でも、優れたアイデアが書かれた1枚は、ときに億単位のお金を動かしたり、無限大の価値を生み出すことがあります。以前は職場で無意識に使われがちだったコピー用紙ですが、ペーパーレス化が進むいまこそ、紙を使うことにどんな意味を持たせるのかをよくよく考えるべきなのかもしれません。今年の5月、国会では質問主意書と答弁書をデータ配布にすることが決められました。これにより年間約4,600万円の経費削減が見込めるのだそうです。

[内容量]1枚

[材質]紙

[寸法]幅21 × 高さ29.7cm

MADE IN JAPAN

価格1円(税込)
国語辞典 全24語

『学研 現代新国語辞典 改訂第六版』には約77,000語が収録されており、価格は3,240円。単純計算だと1円あたり約24語となります。今回、学研プラスと凸版印刷の協力のもと『広告』リニューアル創刊号の特集テーマである「価値」にまつわる24語を抜粋し、1円の国語辞典を作成しました。『学研 現代新国語辞典 改訂第六版』の編纂チームは、言葉への探求を通して、日々世の中や時代の価値観を敏感に感じ取っているそうです。その成果は、言葉と用例の追加として改訂版に反映されますが、もうひとつ大切な作業があります。それは、新しい意味を、既存の言葉に加筆・修正すること。言葉は生きもの。使い手である人間の視点や時代背景によって様々に進化します。それは、今回収録された24語も同じ。辞典で定義される「価値」の意味が大きく変わることはなくても、個人や国、時代によって「価値」という言葉の使われ方は多様化していくでしょう。この機会にぜひ、「価値」という言葉について、思いを巡らせていただければ幸いです。

[内容量]1枚

[材質]紙

[寸法]幅13 × 高さ18cm

MADE IN JAPAN

価格1円(税込)
たいへんよくできました 1回分

「宿題やったの!?」「あとで〜」。子どもにやる気を起こさせるのは、本当に大変です。そんなとき、世の親たちが繰り出す最終兵器がご褒美。お菓子やおもちゃを買ってあげたり、お小遣いをあげて現金で解決したり。このご褒美作戦に関して、世界的ベストセラー『ヤバい経済学』(東洋経済新報社)の著者であるスティーブン・D・レヴィット教授がおもしろい実験を行なっています。小学生を対象に、日本円にして400円の現金、そして同額のトロフィーをそれぞれ用意したところ、トロフィーのほうがご褒美として効果的だったとのこと。純真な子どもにとって、うれしいのはやっぱりお金ではない何か、なんですよね。このシールは120枚入りで175円(メーカー小売希望価格)、1枚あたり約1円。お菓子を買うよりも経済的で、子どものテンションも爆上がりです。ちなみに、中高生の子どもにはやっぱり現金が効果的だったらしいので、ご使用はお早めに。

[内容量]1枚

[材質]紙

[寸法]直径4cm

MADE IN JAPAN

価格1円(税込)

1円ショップは、博報堂が発行する雑誌『広告』のリニューアル創刊号と連動した特別企画です。商品が売り切れ次第終了予定です。あらかじめご了承ください。