目次
いいものをつくる、とは何か?
#0 価値
- 価値と人類
文化人類学者 松村圭一郎 × 『広告』編集長 小野直紀 - 価値のものさし
#1 価格
- 江戸時代の価値と経済
- 花森安治の「紅いバッグの話」
お金ともの、そしてその価値 - どんぐり100個600円
- チープをモチーフにするハイブランド
価値付けのゲームはどこへ向かうのか - 値付けの裏側
私たちは何を買っているのか - 無料2.0
図解で読み解く新たな「無料」のしくみ
#2 新しさ
- 「新しさ」のジレンマ
新しくない新商品はなぜ生まれるのか - 「新しい」はもう古い?
広告クリエイティブの“ねじれ”に時代を見る - 「新作」はもういらない?
音楽の場合 - 「新作」はもういらない?
映像の場合 - いかに新しいものを生み出すか
マンガにおける「新しさ」の意味 - 「最新」があたりまえの世界へ
アップデート前提のものづくり - アップデートする建築とプログラマー的建築家
#3 無用
- 世界最高峰の無用
- 役に立たないと、いま決めてはいけない
- Improbabilità(ありそうにない)
ジュゼッペ・コラルッソの役に立たないものたち - 便利の先には「死」が待っている
- 無用なものへのまなざし
打ち捨てられたゴミに息づく生命の痕跡 - 誤配という戦略
必要とされないものを、いかにつくり続けるか
#4 コスト
- 価値を最大化する予算設定
- 高予算の駄作はなぜ生まれるのか
日本の映画業界が向かう先 - ザク化する日本のものづくり
ガンダムに学ぶ、コスト度外視の優位性 - 見積もりの透明化
ブラックボックスをひらくとき、ものづくりはどう変わるのか - つくり手が変える対価のあり方
慣習を超えて価値を生み出すために - 本当の請求書
#5 評価
- 権威の崩壊、民意のリスク
批評家 佐々木敦氏インタビュー - 権威と民意のアワードマップ
- 権威によるアワードは必要か
グッドデザイン賞の存在意義 - 民意の正体
ネット時代の評価軸と攻略法 - 時代を超えて再評価されるもの
なぜ’70~’80年代邦楽の世界的リバイバルは起きたのか - 現代の千利休
価値観を更新するものづくり