『広告』誌

コンセプト

正直に言おう。

わたしたちは雑誌づくりの経験を持たないズブの素人集団である。

本業は、広告ビジネスに携わるアドマン。

お得意様の課題を解決して世の中に発信する広告ビジネスの特性上、わたしたちは一人称で語ることに慣れていない。

だからこそ、あえて「一人称」で、自分の体験を自分の言葉で伝える雑誌づくりを目指そう。

雑誌を通して伝えたいテーマは「天然知能の底力」…なんのこっちゃ、である。

わからない。わからないから、探しにいく。

『広告』からいちばん遠い世界へ。
いざ、冒険の旅へ出航!

人間の「面白さ」を楽しみ尽くす冒険へ。

テクノロジーの進化は、確かに人間の能力を拡張しているように思える。
しかし、同時に人間に備わっている本来の感覚を鈍らせているのではないか。
使わない筋肉は衰えるように、使わない感覚もまた、衰える。

近い将来、ビッグデータは私たちの行動をより正確に予測し、人工知能は人間の判断能力を遥かに上回るだろう。

しかし、コンピューターに常時接続され、正確な判断を仰いでいるだけでは、人間文化の未来は明るくない。

そもそも人間は、何度も同じ失敗を繰り返し、恐怖と不安に怯えながらも好奇心と冒険心を止めることができない生き物だ。
縦横無尽に喜怒哀楽を行き来する〝人間の感覚〟は、アルゴリズムなんてものでは到底捉えきれない、あやふやで予測不可能なもの。

でも、その〝あやふやさ〟がいい。

世界を一変させるような創造力は、時にトンチンカンで突拍子もなく、非効率で非生産的な発想から引き出されるのだから。
「天然知能の底力」を確かめる冒険。
人間の〝あやふやな感覚〟をもっと使い倒そう、そして楽しみ尽くそう。